柳川名物!熱々蒸し立て「うなぎのせいろ蒸し」

せいろ蒸しに白焼酢の物が付く「せいろ蒸し定食」¥5,900(税込)。秘伝のタレは創業当時から継ぎ足しながら使う

柳川名物郷土料理といえば「うなぎのせいろ蒸し」。うなぎ料理はうな重やうな丼が一般的ですが、柳川では「うなぎのせいろ蒸し」がポピュラー。その味や製造法、タレを代々受け継ぐ老舗うなぎ料理店が数多く存在します。

1681年(天和元年)創業「元祖 本吉屋本店」はうなぎのせいろ蒸し発祥の店です。固めに炊いたご飯にタレをまぶして蒸し、秘伝のタレにくぐらせながら関西風の「地焼き」で炭火焼きしたうなぎの蒲焼きをご飯にのせて、錦糸玉子を置いて蒸す2度蒸し。約350年前から変わらぬ伝統の味です。

熱々の蒸し立てが運ばれ、蓋を開けると目の前でワッと湯気が立ち上がる、湯気と香りもごちそうです。

※うなぎのせいろ蒸しは福岡県の「100年フード」に認定されています

「元祖 本吉屋本店」。水郷柳川にたたずむ情緒のある建物
「元祖 本吉屋本店」は「うなぎのせいろ蒸し」発祥の店

元祖 本吉屋本店
住所:柳川市旭町69
電話番号:0944-72-6155
営業時間:10:30~20:00(LO19:30)
店休日:月曜日
 

小倉っこのソウルフード「小倉焼うどん」

干しうどんを使った発祥スタイルの焼うどんが味わえる

小倉といえば「焼うどん」。小倉焼うどんは太めのうどんを使用し、豚肉やキャベツ、ネギなどの具材とともに鉄板で焼き上げます。

魚町銀天街に店をかまえる「お好み焼き いしん」では、店主こだわりの焼うどんが10 種以上も。干しうどんを使う伝統の味のほか、多彩な焼うどんがそろいます。

旬の時期には『若松潮風キャベツ』『関門海峡たこ』を使うなど、地元食材の美味しさも味わえます。

※小倉焼うどんは福岡県の「100年フード」に認定されています

冬から春は旬の若松潮風キャベツを使用
地元平松漁港で水揚げされた「関門海峡たこ」を使ったメニューも

お好み焼きいしん
住所:北九州市小倉北区魚町3-1-11クロスロード魚町1F
電話番号:093-541-0457
営業時間:11:00~21:00
店休日:火曜日(火曜日が祝日の場合翌平日)

品数が多いのが特徴「焼きとり」

人気の「鉄砲コース」¥1,760(税込)は牛さがり、エノキ巻、つくね、アスパラ巻、しそ巻、ネギ巻、手羽先がセット。手前は単品「ダルム」¥198(税込)

「焼きとり」とは久留米の串焼きのこと。鶏肉以外の牛、豚、野菜、チーズなど様々な素材を使う多彩なネタが特徴です。なかでも野菜などを肉で巻いて焼いた巻物串は名物のひとつです。

「焼とり鉄砲久留米本店」は焼きとり処・久留米市において、「アスパラ巻き」といった巻物串発祥の店。そのほか、久留米の焼きとりで忘れてはならない豚の大腸「ダルム」、人気の「豚バラ」各¥198(税込)など30種以上もあります。

すべて手作業で串を打ち、炭火焼。味はネタに合わせた塩と秘伝のタレの2種です。一緒に出される酸味のあるタレをかけたキャベツのさっぱりとした味が箸休めになり、ついまた一本。何本でもいけそうです。
 

日吉神社の目の前にある「焼とり鉄砲久留米本店」
完全個室の座敷、椅子席、カウンター席がある

焼とり鉄砲久留米本店
住所:久留米市日吉町107-2
電話番号:0942-32-0338
営業時間:17:00~翌1:00 (LO 24:00)
店休日:なし

日本では筑後川だけ!「えつ料理」

カタクチイワシ科に分類される「エツ」

エツは日本では筑後川だけで獲れる地域と季節限定の貴重な魚。産卵期を迎える頃、有明海から筑後川を上ってくる、初夏の風物詩です。

「料亭・旅館三川屋」では毎年5月~7/20に提供。新鮮なエツの洗い、寿司、天ぷらなどが並ぶ会席(昼¥4,400(税込)~)が満喫できます。エツはデリケートな魚。そこで漁師から直接仕入れて鮮度を維持しています。そして小骨が多いため、骨切りなど高度な技術で調理しています。

手間がかかっても食べたくなるエツ、その味を尋ねられても他の魚に例えられないのだとか。食べる以外にエツの味を知る方法はなし。その味わいはぜひ自分の舌でお確かめを。
 

えつ料理。焼くと白身っぽく、すり身にすると青魚のような味わいに。調理法で味に違いが出るのだとか
「料亭・旅館三川屋」は1876年(明治9年)創業の老舗

料亭・旅館三川屋
住所:大川市向島2222
電話番号:0944-87-3155
営業時間:11:00〜21:00
店休日:不定


うなぎのせいろ蒸し、小倉焼うどんなど、長きにわたり人々に愛され続ける福岡県の「100年フード」に関する下記記事もご参考に♪

100年フードとは※・・・・文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。 
※100年フード公式ページより引用


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