国東半島峯道ロングトレイル 10周年記念全国フォーラム
国東半島峯道ロングトレイルの開通10周年を記念して、国東半島を代表する観光コンテンツに成長した国東半島峯道ロングトレイルのさらなる地域振興の可能性や将来について、講演やパネルディスカッションが行われます。
開催日時 参加費 |
■開通10周年記念シンポジウム 2023年10月28日(土) 13:00~17:00 参加費:無料 |
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■エクスカーションウォーク |
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国東半島峯道ロングトレイルとは
六郷満山の僧侶たちが国東半島を巡る峯入行(修行)が現在も10年ごとに行われています。
僧侶たちは人々の暮らしと心の平和を願い、道にすらなっていない危険を伴うような険しい道を歩き続けます。
その峯入行の峯道(修行道)をベースに、トレッキングやウォーキングの醍醐味を味わうことのできる登山道や遊歩道を追加するなどの工夫を加え、楽しく歩けるトレイルとして再構築されています。
国東半島の四季折々の自然や文化・歴史、神社仏閣、磨崖仏など…ここでしか楽しめない体験が待っています!
峯道ロングトレイルの詳細はコチラ
国東半島峯道ロングトレイル
神仏習合発祥の地 六郷満山
大分県国東半島に点在する寺院群を総称して「六郷満山」と呼ばれています。
神様と仏様どちらも大切にする神仏習合の六郷満山文化がいまも人々の暮らしに溶け込み、神棚と仏壇が隣り合わせに並んでいる家庭が多くあります。
2018年に開山1300年という大きな節目を迎えました。
六郷満山についてはコチラ
豊の国千年ロマン観光圏
熊野磨崖仏
日本最大級の大きさを誇る岩肌に刻まれた約8mの不動明王像と6.8mの大日如来像。
国指定重要文化財と国指定史跡に指定されています。
鳥居から熊野磨崖仏まで続く石段は、鬼が一晩で築いたといわれています。
田染荘
日本の原風景ともいわれる田染荘。
平安時代には宇佐神宮の荘園(貴族や社寺の私有地)として発展しました。
1200年前から変わらない景観は、地域の方たちの協力があってこそ残せた大切な遺産です。
田染荘小崎地区は、国の重要文化的景観に選定され、ユネスコ未来遺産に登録されました。国東半島・宇佐地域が世界農業遺産に認定され、田染荘も重要な構成要素となっています。
朝日岩屋・夕日岩屋
田染真中地区と田染小崎地区の境にそびえる岩峰群につくられた六郷満山の霊場です。
朝日の昇る東側を「朝日岩屋」、夕日の沈む西側を「夕日岩屋」とそれぞれ名付けられました。
朝日岩屋は戸村の田染石を使って石造覆屋が設けられており、現在も平安仏が大切に祀られているなど、地域の信仰を知る上で稀有な場所となっています。
夕日岩屋は田染荘の農村景観を一望できる絶景スポットとして知られています。
「ANOTHER TIME XX」アントニー・ゴームリー
インドで仏教を深く学んだアントニー・ゴームリー氏の自身の身体に石膏を塗り付けて型を取り制作した等身大の作品「ANOTHER TIME XX」が設置されています。
アントニー・ゴームリー氏は、実際に峯入りの道を歩き、国東半島の祈りの文化と信仰心に感銘を受けました。
作品は2014年3月に公開され、無垢の鉄でできた像は、錆や風化が見られ日々変化し続けています。
切り立った岩場の上で、瀬戸内海の一大パノラマが望める絶景スポットです。
富貴寺
阿弥陀堂(富貴寺大堂)は、宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂のひとつに数えられ、現存する九州最古の木造建築物であり、国宝指定されています。
堂内に収められた本尊の阿弥陀如来像も国重要文化財に指定されており、日本四壁画の一つとされる阿弥陀浄土変相図は、極楽浄土の世界を描いているとされています。
天念寺
六郷満山の中山本寺である天念寺は、養老2年(718年)仁聞菩薩によって開基されたといわれ、平安・鎌倉時代には修厳と祈願の寺院として栄えました。講堂は修正鬼会の舞台です。
天念寺の背後にそびえる「天念寺耶馬」には、峯入の難所といわれる「無明橋(むみょうばし)」が架かっています。危険なため修行僧以外の立ち入りは原則禁止となっています。
大不動岩屋
絶景スポットである大不動岩屋。
崖下にぽっかりと空いた岩屋は、かなり広く、その奥には不動明王が祀られています。
岩戸寺
国の重要文化財に指定されている国東塔や参道には日本で最も古いといわれる石造仁王像などがあります。桜の名所としても有名です。
国東に春を告げる六郷満山の伝統行事「修正鬼会」を国東市にある成佛寺と隔年交代で行っています。
文殊仙寺
「三人寄れば文殊の知恵」の発祥の地とされている日本三文殊のひとつです。
文殊仙寺の奥之院では、比叡山延暦寺で1200年間絶やさず灯され続けてきた「不滅の法燈」が今も大切に灯し続けられています。
ご神木の大欅は特別保護樹木に指定され樹齢1000年とも1500年ともいわれています。
日本最大とされる高さ9mの宝篋印塔(ほうきょういんとう)からは瀬戸内海が一望でき、快晴の日には四国はもちろん、本州の山口県まで見渡せ、船舶の往来まで確認できます。
泉福寺
曹洞宗九州総本山として栄え、禅の修行道場として開山しました。
境内には国指定文化財の仏殿・開山堂や、夏になると真水クラゲが現れる放生池などがあります。本格的な坐禅や写経体験(事前予約制)ができます。
両子寺
山岳修行の根本道場であり、江戸期より六郷満山総寺院として総括してきました。
広大な境内は「全国森林浴の森百選」にも選ばれるほど豊かな自然に恵まれ、長い歴史を感じさせる文化財などが点在しています。参道に立つ、姿形、大きさとも国東随一と言われる仁王像の足をさすると足腰が強くなるといわれています。
今回ご紹介したコースに含まれている名所はほんの一部で、まだまだ奥深い歴史を持つ社寺や絶景スポットがたくさんあります。
国東半島の魅力を体感する歩く旅にでかけてみませんか?