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若松恵比須神社

所在地:
福岡県北九州市若松区浜町1丁目2-37
ジャンル:
歴史・遺跡 
文化・芸術 
利用時間:
参拝自由(祈願受付9:30~15:30)
アクセス:
【電車】JR筑豊本線・若松線「若松駅」下車、徒歩10分
【バス】北九州市営バス「若松区役所」バス停下車徒歩3分
【船】若戸渡船 JR戸畑駅北口より徒歩約10分「戸畑渡場」発、「若松渡場」着、徒歩3分
電話番号:
0937711156
提供元:
クロスロードふくおか

「若松惠比須(わかまつえびす)神社」の起源は、今からおよそ1800年前にさかのぼります。仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)が神功皇后(じんぐうこうごう)とともに筑紫野の国へおいでになった時、洞海(くきのうみ ※現在の洞海湾)にさしかかると、出迎えた岡県主熊鰐(おかのあがたぬしくまわに)の奏上(そうじょう ※目上の人に向かって言葉を発すること)により、天皇は外海を、皇后は内海を進みました。皇后の船が内海の洞海湾を進んだ時、お伴をしていた武将の武内宿禰(たけうちのすくね)の命令で漁夫に海底を調べさせたところ、海の底から清らかに神々しく光り輝く玉石を発見しました。これを献上したところ天皇はこの石を手にとり、「これは海の神がこの度の筑紫への船旅をつつがなく守ってくださるという御心のしるしであろう」と、よろこんだため、武内宿禰が近くの浜辺に船を寄せて上陸し、この霊石を祀ったのが、「若松惠比須神社」の始まりとされています。この霊石は御神体として、今も本殿の奥深くに安置されています。

主神である事代主神(ことしろぬしのかみ)は「恵比須さま」、大国主神(おおくにぬしのかみ)は「大黒さま」と呼ばれ、いずれも人々に幸福と財宝と長寿とを授けられる、慈愛の心に満ち溢れた神様として、親しみ敬われております。

毎年1月9~11日に行われる十日ゑびす祭や、4月の春季大祭、12月の例大祭(おえべっさん)といった祭りも盛んに行われ、多くの参拝者が訪れています。