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古宮八幡宮

所在地:
福岡県田川郡香春町大字採銅所2611
ジャンル:
歴史・遺跡 
利用時間:
参拝自由
アクセス:
【JR】日田彦山線(採銅所駅)より徒歩2分
【車】香春町役場より車で10分
電話番号:
0947858035
提供元:
クロスロードふくおか

古宮(こみや)八幡宮は、豊比咩命(とよひめのみこと)、神功皇后(じんぐうこうごう)、応神天皇(おうじんてんのう)を祭神とする神社。主神とされる豊比咩命は、香春三ノ岳に鎮座した神様です。元宮である阿曽隈社(あそくましゃ)は、もともと三ノ岳の東麓の古宮ヶ鼻にありましたが、慶長4(1599)年に現在の地に遷宮されました。

宝暦年間(1751~1764年)の頃に始まった神幸行事は、福岡県指定の無形民俗文化財に登録されています。毎年4月最後の土・日曜日に行われ、神輿が2日間かけて御旅所(神社前)・清祀殿・御手洗い(三ノ岳麓で古宮の旧跡)・皇太神宮(天矢)などを巡ります。その後、神社に戻ると神納めの祭典が行われ、行事は終わります。神輿の屋根は杉の葉で覆われており、全国的にも珍しい古風な作りをしています。

現在も残っている御神体の三尊は中世のもので、阿弥陀如来像、釈迦如来像、薬師如来像の姿をしています。像の高さは30cm前後で彩色を施さない素木ですが、寄木造りで量感豊かに造られており、中世神仏習合の面影を残しています。(参考文献:香春町史 ほか)