日本古来の天然素材で室内装飾するという作法を意味する「しつらい」というやまとことばを使った鹿田室礼ショールームと命名されています。SDGsの一環として、商空間の内装も天然素材を使った持続可能な天然素材で設計することが増えてきており、消防法で義務化されている防炎化した内装材が求められています。その内装材の一つとして竹すだれやラタン編み生地の用途を実際の施工例として展示し、インテリアデザイナーや建築家へ装飾用途を提案するショールームです。

同社の敷地には、伝統工芸技術の八女すだれと商業施設用すだれの工場があり、八女すだれは、現在でも足踏み織機で1本1本手作業ですだれ生地が編まれている。そのオープンファクトリーの見学とすだれ生地づくりを体験するワークショップの観光コンテンツです。

オープニングレセプションでの隈研吾氏との対談
ホテルエントランスを模した竹材の壁装飾

鹿田室礼ショールームで、竹すだれ生地のホテル空間での用途を体感した後、伝統的技術で生産される八女すだれの工場へ移動します。

竹すだれの歴史は、奈良時代の遣隋使によって伝えられ、九州の竹工芸師が京都に貴族の神殿つくりの仕切りとして献上した御簾(みす)が始まりと言われています。
「八女すだれ」は八女地域の農業用の竹細工技術が寺社仏閣用へ発展して、今日まで100年以上作られ続けています。

1本1本手差しで編むすだれ生地
久留米絣縁の八女すだれ

すだれ編み体験は、約15工程ある一つの工程の数分を体験するものです。竹ヒゴ約800本くらいを1枚として作ることが多いお座敷すだれは高さ1.7メートルを編みます。その10センチ度を編む体験です。

竹ヒゴの表裏、節の位置ずらしなど手作業ならではの、職人の繊細でスピーディな手仕事を真似しながら、一部を作ります。竹材料は高品質な国産を使用し、寸法に合わせて、手作業で作る受注生産品のため、伝統的工芸の室内調度品としての価値があります。

そして、職人が仕上げたテーブルセンターサイズの竹すだれ生地を、持ち帰ることが出来ます。

鹿田室礼ショールームでは、竹素材やすだれ生地を使ったホテル備品、九州の工芸品を展示・販売しているショップコーナーでサスティナブルな素材の買い物ができます。

「鹿田室礼ショールーム」で天然素材の風合いや精密な作りをぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。

設定期間: 通年(月曜~金曜の10:00~16:00)
所要時間:60分
予約:要予約(2週間前まで)
最少催行人数:2名
最大受入人数:10名
料金(税込):5,500円
実施場所(住所):福岡県八女郡広川町大字太田428

お問合せ

株式会社鹿田産業
TEL:0943-32-1141


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