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熊野神社(筑後市)

所在地:
福岡県筑後市大字熊野730
エリア:
福岡県
筑後エリア(久留米市・柳川市・大牟田市など) 
ジャンル:
自然景観 
歴史・遺跡 
祭り・イベント 
利用時間:
参拝自由
アクセス:
JR羽犬塚駅下車 車で約10分
西鉄三潴駅下車 車で約15分
電話番号:
0942657024
提供元:
クロスロードふくおか

眼鏡橋といえばいろいろな場所にもありますが、熊野神社にはなんと、福岡県内で2番目に古い眼鏡橋が存在します。もともと熊野神社は建長2(1250)年、神仏習合によって坂東寺と遷宮されていました。しかし、明治2年に神仏分離令によって坂東寺が消滅し、熊野神社だけが残りました。

さて、参道の放生池(ほうじょういけ)には、長さ(平面)5.25m、幅3.01mの太鼓橋が架かっています。この石造こそが、由緒ある「眼鏡橋」。欄干(手すり)の2カ所に文字が刻まれており、その文章から江戸時代の元禄10年(1697年)に作られたものだとわかります。

眼鏡橋と並んで知られているのが、毎年1月に行われる火祭り「鬼の修正会(しゅじょうえ)・追儺祭(ついなさい)」。「鬼夜祭(おによさい)」とも呼ばれる伝統行事で、近隣地区からの参拝者も多数訪れます。22時、古式にのっとった「鬼追い」が行われたあと、真っ暗やみとなった境内で、小タイマツから3本の大タイマツに点火。それをさらしの腹巻き姿の若者300人が、刈又と呼ばれる長さ5mの棒で支えながら社殿を3周し、無病息災と豊作を祈願します。大タイマツは、長さ約13m、直径約1m、重さ500kgもあるというから驚き!これを「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声とともに綱で引きまわす姿は、勇壮の一言に尽きます。